静電気のはなし

ー 電気技術者の皆さんへ ー

The story of Electrostatics for engineers

発電機





これは Wimshurst's Induction Machine と
言う静電発電機で1883年に発表されてます。


初掲載:2019/11/5
更新:2024/3/15
浅野 和俊

目 次

  1. 電気と静電気の違い
  2. 電位、電圧と電界強度
  3. 電荷とは
  4. 導電現象
  5. 電気力線の様子と電界強度
  6. 空間電荷のある場合の電界の様子
  7. 放電現象
  8. 電荷の発生
  9. 電荷の緩和
  10. 放電のエネルギー
  11. 静電気力
  12. 静電気測定
  13. 帯電列の例
  14. 静電発電機
  15. その他

 ドアノブに触れるとバチッ! 洗濯物を取り込もうとするとバチッ! 車のドアでバチッ! 静電気とはこんな現象で戦々恐々している人が多いと思います。しかし電気関係の技術者は静電気とはこんな現象ばかりでは無いことはよく理解していると思います。
 これから始める話は私が2006年に「静電気安全対策研修会」で行った講演の原稿を基にしたものです。その時の参加者は安全管理者、安全衛生スタッフ、生産技術者、設計技術者などかなり高度な技術者集団と思われる人たちでした。そこでは「やさしい静電気の話」と言うタイトルでしたが、静電気専門外の人でも理解できるような「やさしさ」というつもりでした。
 人間は高齢化すると、専門書や研究雑誌を見る機会が大幅に減って、進化した技術への接触は減ります。しかし静電気を理解する上での原理は変わりません。基礎を身に着けておくと現場で不可解に見える現象を理解する際にも重要ですので、しっかり理解しておいてください。
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